和顔愛語 先意承問 (わげんあいご せんいじょうもん)

 このページ、以前は「経営理念」というタイトルをつけて、気に入った歌の歌詞を持ってきたり、「行動指針」などとSDGsっぽいことを書いてみたりしてました。ただ、どうも取って付けた感というか、なんだか無理に背伸びしたような感があって、いっそ削除してしまおうかと思っていたのです。そんな中、これだ!と心の底から思える言葉に出会えたので、その思いを書き遺すことにしました。

 表題のこの言葉、たいへん有名な言葉だそうですが、私自身は恥ずかしながら最近知りました。
仏教(浄土真宗)の経典『仏説無量寿経』の言葉で、「相手の身になって和やかな笑顔と慈愛に満ちた温かい言葉を遣うこと、そして先に相手の気持ちを察し相手のために何ができるか自分自身に問うこと」という意味だそうです。

 先日他界した叔母の遺影の横にそっと掲げられた色紙にしたためられたこの言葉に、故人のお人柄が垣間見えるとともに、企業経営者・個人事業主の皆さんにに寄り添った伴走支援や、病気やケガ・先天障害でお困りの方が年金を請求できるように支援することを生業とする自分が、『こうありたい』と目指している姿そのものだと思った次第です。阿弥陀さまの修行の一つだそうなので、会得するのはものすごく難しいでしょうが、常に意識して精進したいと思います。

 社会保険労務士事務所エヴァーグリーンは、労働法と社会保険制度のプロとしてお客様に寄り添い、お客様・私たち・地域社会の全ての人たちが『良くなった』と実感できる社会を目指します。

令和6年11月 代表 苅谷 洋