2019年10月22日の毎日新聞の記事  より引用

【厚生労働省は、厚生年金の加入義務がありながら逃れている事業所への対策を強化するため、強制力を伴う「立ち入り検査」の対象を拡大する検討に入った。厚生年金保険法に基づく立ち入り検査は現在、日本年金機構への届け出に基づき厚生年金が適用される事業所が主な対象だが、届け出をせず「加入逃れ」をしている事業所にも網を広げて調べられるよう法改正を念頭に置く。今月末に開く審議会に案を示し、今後の年金改革に盛り込む構えだ。】

 

株式会社などの法人や、従業員が常時5人以上いる個人の事業所(例外あり)では、社会保険(厚生年金と健康保険)への加入が義務付けられています。保険料の半分を事業主が負担しなければならず、加入に二の足を踏む事業主さんも少なからずいらっしゃるかと思いますが、新聞報道のとおり未加入事業所の立ち入り検査は厳しくなる方向です。未加入を指摘されて、過去に遡って保険料を請求されたら、数百万円単位での支払いになってしまいます。経営上のリスクを解消するために、早いうちに社会保険の加入を検討しましょう。
また、少子高齢化で慢性的な人材不足の昨今、社会保険にきちんと加入していることは求人を行う際の最低条件といえます。積極的な加入で会社経営の安定化、好循環化を目指すことは、同じ状況にある他社に対してアドバンテージになるのではないでしょうか。
社会保険労務士事務所エヴァーグリーンでは、社会保険の加入手続き代行はもちろんのこと、優秀な人材を確保するための求人サポート、職場に定着してもらうためのワークルール整備のサポート、管理職向け、一般社員向けの各種社内教育などを行っています。
公的助成制度を活用して、少ないご負担でサービスをご提供できるケースもございますので、お気軽にご相談ください。